浜名湖花博2024(浜名湖ガーデンパーク会場編)
2024年4月6日に開幕となった浜名湖花博、やはり初日に行きたいと思った私はこの日の朝一番に浜名湖ガーデンパークに行きました。前日の雨も上がりお天気もよく気持ちの良い一日の始まりでした。
20年前に比べるとそこまでの混雑はなくゆっくりと会場を見学することができました。
※最終的に、閉会までの入場者数は100万人以上だったとの事で大盛況の素晴らしいイベントだったようです。
北口の入り口から入り、色とりどりのチューリップやラナンキュラスラックスなど春の花々との色の組み合わせが美しいフラワーパレットに目を奪われ、皆さんシャッターを切っていました。各地の公園や庭園で日頃ガーデンの管理やデザインをおこなっているプロフェッショナルな方々がつくるガーデンは色彩豊かで見事でした。
●4月6日 開幕日の浜名湖ガーデンパーク
徐々に奥へと進んでいくと川の右側にずらりとコンテストガーデンが出来上がっていました。個人やグループ、プロの方の大きなガーデンもありましたが、この日から6月まで植え込んだ植物は季節ごとに姿を変えて私たちの目を楽しませてくれました。
●4月6日 コンテストガーデン
●5月9日 コンテストガーデン
私も春の球根花などが美しい初日と藤の時期、バラ咲く季節の3回にわけて訪問し、その都度変わって行くガーデンの姿を楽しませていただきました。
そして、一番奥には見どころの一つである印象派庭園「花美の庭」があります。こちらも、チューリップと春の花の季節、藤咲く季節、バラの季節と次々の花のバトンをつないでいきました。
●4月25日 印象派庭園「花美の庭」
●5月9日 印象派庭園「花美の庭」
20年前はフランスの「モネの庭」からチェックもはいり、モネの庭のテイストであるピンク色の建物やアーチ、藤の太鼓橋もそのままありますが、今はもう少し自由にヘッドガーデナーさんが個性あるガーデンを造っています。このガーデンが一番奥になるのでそこでお弁当を食べたりゆっくり見学をして、今度は川の反対側を見学しながらゆっくり戻ります。こちら側には埼玉のグリーンローズさんの斎藤よしえさんのつくられたポタジェがあり、美味しそうでおしゃれでとても素敵でした。
●4月6日 ポタジェ
また、バラの季節には新感覚のローズガーデンにもバラが咲きつるバラ×つる植物、無農薬×バラなど
バラの見せ方も通常のローズガーデンとは趣向を変えていて興味深いと思いました。
また、車椅子や五感に不自由なところのある方も楽しめるユニバーサルガーデンなど新しいテーマのガーデンも素晴らしいものでした。閉会後、浜名湖ガーデンパーク会場からコンテストガーデンはなくなりますが、今回の盛り上がりは今後につながっていくものと思います。また、今年の秋、来年の春と機会がありましたら是非訪ねてみていただきたいと思います。
花旅コーディネーター 舩山 純(ふなやまますみ)