2023年イギリスの旅 <3>

この日は英国の歴史を振り返りながらゆったりした日程で見学する一日となりました。

午前中はコッツウオルズ丘陵の景色を楽しみながらコートン・コートの館とガーデンを見学しました。コートン・コートはナショナルトラストが管理していますが、今もスロック・モートン家の家族が住む15世紀の館です。約2,000点の歴史的な調度品が所蔵されていて、見学することができるので、まずは館の中を見学です。私が前回もとても印象に残って忘れられなかったのは、かのヘンリー8世の最初のお妃キャサリン・パーが刺繍したといわれる司教のマントで、今回も釘づけになっていましたが、ガイドさんは「ちょっと怪しい!」とおっしゃっていました。

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館の外に現在も居を構えている一族のマグナス氏の母である、クリスティーナ・ウィリアムズさん(「チェルシー・フラワーショー」で受賞歴のあるガーデンデザイナー)がデザインしたガーデンを見学です。こちらのウォールドガーデンは2006年に世界バラ会から「ガーデンエクセレンス賞」を受賞しています。バラの迷宮といわれるガーデンは石造りの教会をバックに華やかにバラがさいていました。この日は晴天で日差しも強く、ガーデン見学には少しお天気が良すぎる一日でしたが、久しぶりのコートン・コートのガーデンを堪能しました。カフェでランチをいただきナショナルトラストのショップなどを覗きながら、出発しました。

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午後からはストラトフォード・アポン・エイボンに戻り、アン・ハサウェイのコテージ(シェイクスピアの妻の結婚前の住居)とシェイクスピアの生家を訪ねました。アン・ハサウェイのコテージは古い部分は15世紀以前に建てられたかなり広い家屋です。茅葺屋根とチューダー調の可愛らしい建物とナチュラルなコテージガーデンがとてもロマンチックで素敵です。イギリスのカントリーサイドを訪ねると、バスの窓から茅葺屋根の家並みをところどころに見ることができて目を引きますが、日本の茅葺屋根とはまた違う趣がありとても魅力的です。

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シェイクスピアの生家は16世紀に建てられたハーフティンバーの半木骨造の建物で、シェイクスピアが誕生から青年期までを過ごした家です。現在も室内はその当時の家具などで装飾されていて、シェイクスピア時代の中流階級の雰囲気を感じる事ができます。ガーデンにはシェイクスピアにまつわる花なども植栽されています。

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ヘンリーストリート沿いの出口を出るには、小さなショップが立ち並びぶらぶらと町の中を自由散策、おみやげ物を探しながらゆっくり過ごし各自ホテルに戻りました。通常はバスでホテルからホテルへ乗りつけることが多いので、こんな風に歴史ある街並みをそぞろ歩きしながら自由な時間を過ごすのも楽しいものでした。今年はチャールズ国王即位の年でもありましたので、コロネーションの記念のグッズが売っていたり、王冠が町に飾られていたり華やいだ空気も楽しむことができました。

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花旅コーディネーター 舩山 純(ふなやまますみ)